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リノベをするなら、味わい深くて個性あるヴィンテージマンションを買おう

0LDKの桜庭です。以前この記事でご紹介したリノベーションにまつわる話の続きです。中古マンションを購入し、建築家に直接リノベーションを依頼することでコストが抑えられるだけでなく、より高いグレードの住宅が手に入るという記事を書かせて頂きました。
しかし、中古マンションをどのような基準で選んだら良いの?という疑問が生まれます。よくある話ですが、中古マンションのランニングコストを目安に…という世にありふれた話をここでするつもりは一切ありません。もちろんランニングコスト・駅近であることや新耐震基準も選ぶ際には非常に重要です。しかし、わたしたち0LDKが提供したい情報はいつだって所有欲を満たし、イケてるライフスタイルを送るためのノウハウのはず。
そこで編集部がおすすめする中古マンションは、ヴィンテージマンション!実は世間的な受けが良く、さらに多くのマニアが存在するのです。せっかくリノベーションを施すのであれば、どこにでもある集合住宅を選ぶのではなく、味あるヴィンテージマンションで魅力的なライフスタイルを送ってみては?ということで、今回は人気のヴィンテージマンションをご紹介!

ヴィンテージマンションとは?

ヴィンテージマンションは築年数が20年・30年経ってもなお色褪せないデザインで、多くのファンやマニアまで居るほど。また、築年数が経過していてもマンションの価値を落とさず維持し続けているのも特長。とくにファッションやデザイン関係から芸能のお仕事をされている方から強い支持を受けているそう。原宿にあるヴィンテージマンションの1階にはNIGO®氏率いるHUMAN MADEがショップを構えていたりもします。(2022年10月現在)
感度の高い人物から選ばれることの多いヴィンテージマンションは、クラシック・ラグジュアリー・モダンなタイプとそのジャンルはさまざま。値段も超高価格帯~値頃感ある物件まであり、名作ヴィンテージマンションとなるとその価格はなんと数億円をゆうに超えてしまいます…。しかし、前回の記事では費用を抑えてリノベーションという題材だった為、今回は比較的手の届きやすい3000~6000万円前後の価格帯でセレクトしました。(場所によっては2000万円前後の物件も!)

ヴィンテージマンション、それぞれのブランドとその個性

秀和レジデンス

みなさんはこの外観のマンションを見たことはないでしょうか?都内近郊で見かける事の多い、この青い屋根と白の外壁の「秀和レジデンス」。秀和株式会社が1960年から1980年代までにおよそ全国に130棟ほど建設したマンションブランドです。そのどれもがクラシカルな佇まいで、まるで海外のお洒落な集合住宅を彷彿とさせます。

秀和株式会社は2005年に解散してしまった会社ですが、そのマンションブランドはいまだなお多くの支持者が多く、2022年にはこのブランドの図鑑が発売されるなど全国的な知名度が高いのも特長です。広さは40~70平米までと物件によって異なりますが、都内でも3000万円前後~で中古マンションの物件が売りに出されていることがあります。
このクラシックなマンションでリノベーションをするのであれば、古典的なデザイン・モダンや温かみあるナチュラルな住宅空間が似合いそう!

秀和レジデンスにおすすめのリノベ事例

1Livingの家 提供:nagom

シャンボールシリーズ

白い外壁の洋風なシャンボール

こちらも全国に立ち並び、クラシックかつエレガントさを備えたマンション「シャンボール」シリーズ。白い外観と、赤茶レンガのバリエーションをご紹介。
白い外壁の方は、まるでお城のような風格を備えた趣で、レトロさに愛着が持てるという意見が多く、現在でも非常に人気の物件です。また赤茶のレンガの外壁の方は、レトロながらも重厚感があり、現代デザインの姿をしているのではないでしょうか?

赤茶の外観で味のあるシャンボール

とくにこちらのマンションだと、ホテルライクな住空間やインダストリアル系のインテリアが似合いそう。どちらもリノベーションを施すことによって、素晴らしい空間になることは間違いなし。価格は場所・条件や広さによって変わりますが、都内で60平米の広さでも2000万円台を下回る中古物件も。味のある趣きが好きな方におすすめです。

白い外観のシャンボールにおすすめのリノベ事例

赤茶の外観のシャンボールにおすすめのリノベ事例

シャトーシリーズ

こちらもヴィンテージマンションでお馴染みの「シャトー」シリーズ。重厚感がありながらも洋風な佇まい。現代マンションではなかなかお目にかかれない、当時のデザインが魅力です。こちらはレンガ調の外観ですが、シャトーシリーズには白い外観のマンションがあります。いわゆるザ・マンションという感じで良い味でていて私は好きです。

価格は2000万円〜2億円と場所・広さや条件によって差の開きが大きいですが、販売されているようです。クラシックスタイルにリノベーションしても、モダンにしてもどんなタイプだって合いそう!建築家さんの中でも、ヴィンテージマンションのリノベーションは腕が鳴ると仰っていました。ヴィンテージマンションと建築家さんの相性って、実は良いのかもしれないですね。

シャトーシリーズにおすすめのリノベ事例

ハイグレードなヴィンテージマンション(おまけ)

その他、多くのメディアにも取り上げられるほど有名かつ名作ヴィンテージマンションがあります。これらの物件は時折売り出しに出されていますが、その価格は1億円以上。6億円を超える物件だってあります。
ほんとに手が出せない価格帯ですが、その外観・内観・設備はもちろんのことメンテナンスにおいてもしっかりしているようです。いずれの物件も、場所・広さ・仕様において国内トップクラス。ヴィンテージマンションを語る上では外せない住宅です。

都内の有名ハイグレードヴィンテージマンション

ザ・ハウス南麻布
国内の高級ヴィンテージマンションを代表する一つ。重厚感のある高い塀と樹木に囲まれ、エントランスには噴水が設置されていたりと、高級ホテルさながらの佇まい。

広尾ガーデンヒルズ
約55000m²以上に及ぶ大規模な敷地内では、計15棟の高級ヴィンテージマンションが立ち並び、都内の大喧騒を忘れられるほど。緑が溢れ落ち着いた環境で、豊かな暮らしを望めます。

ホーマットアンバサダー
モザイクタイルと鉄平石で構成された外壁のマンション。都内の高台に豪快に佇み、まるで別世界のような敷居の高さを感じます。

これらの他にも「ドムス南麻布」「麻布霞町パークマンション」「フォレストテラス松濤」など、都内には選りすぐりの名作ヴィンテージマンションが存在しています。
さらに、高級ヴィンテージマンション全てに共通して、セキュリティーが非常に優れています。警備員や防犯カメラの数、厳重なロックや外構など、高度な防犯設備があるからこそ安心して暮らすことができるのです。

ライフスタイルにヴィンテージマンションというエッセンスを

新耐震基準や指定の駅周辺という条件下で中古マンションを探すとなると、気に入る物件になかなか巡り合えないことも。ヴィンテージマンションだからといって新耐震基準未満の物件しかないと思われがちですが、一概にそういうわけでもありません。デメリットが見つかるかもしれませんが、お気に入りのヴィンテージマンションやシリーズを見つけ、そこに住まうのも一つの選択肢としてアリなのではないでしょうか?もしかしたら掘り出し物件や、運命的な出会いがあるかもしれません。物件の購入もサポートだってしてくれる建築家さんも多く、中古物件のリノベを考えている方は一度相談してみてはいかがでしょう?
建築家さんに直接相談をすると中間マージンが無い分、その金額でリノベーショングレードを上げたり、上等な家具一式や家電まで揃えられるはず!ぜひご参考ください!

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