照明でリビングが変わる!照明士が教えるプロのテクニック
-
Oct. 21, 2020
0LDKの遅澤です。前回、照明士の尾野上くんから指摘されたリビング照明の話です。私はルイスポールセンのPH5を購入し、メインライトとして使っているのですが、部屋が暗すぎることに疑問を抱いていました。そこで今回は尾野上くんに我が家へ来て頂き、リビングの照明環境を手直しして頂きました。部屋の明るさどころか雰囲気が劇的に変わって正直驚いています。それでは、その一部始終をどうぞ!
- 尾野上 裕輔
-
照明器具メーカーにて住宅・店舗・施設の照明設計に従事。在職中に照明士、第二種電気工事士を取得。現在は、電気設備工事会社にて店舗の電気設備設計に従事。
今まで暗すぎたリビングの照明
これが私の家のリビングです。PH5をメインの照明として使っていたため、かなり暗い。特に奥側のキッチンボードが設置されている場所が暗すぎます。よくこんな照明環境で生活していたなぁと今では思います。
レールとスポットライトの追加
PH5だけの光源ではなく、レールを引いてスポットライト2発を追加することに。スポットライトは調光・調色のできるタイプで、いままで暗かった部分に明るさを取り入れます。このリモコンで明るさと色が変えられるようです。
今回のプランでは明るさを取り入れるだけでなく、間接照明を取り入れて夜はリラックスできる雰囲気を演出するとのことです。これは尾野上くんがIKEAで買ってきてくれたステック型LEDライトの「ディオーデル」。これは価格も¥2,999なのにとても光が綺麗なのだそう。これからこいつを今ままで暗かったところに設置します。
キッチンボードを簡易DIY
先ほどのステック型LEDライトを、キッチンボードの裏に設置。ライトを乗せる土台をキッチンボードに取り付けていきます。いま取り付けている木の棒はLEDライトを置く台座のようなもので、取り付けは時間にして約3分と素早い作業スピードは流石です。そして、尾野上くんが別で自作してくれた間接照明を設置して完成です。
生まれ変わったリビング
すごい!!!!適度に明るく、それでいてかっこいい!!
まるでどこかのショールームのような雰囲気が出て、前と比べると大違い。照明だけでここまで変わるのかということを実感しました。明るさを得るためのスポットライトの効果は勿論ですが、なんといっても間接照明がここまで雰囲気づくりに貢献するとは思ってもみませんでした。
昼は、スポットライトの光を全光にし昼白色に切り替え、仕事モードの雰囲気へ。夜はメインライトを抑えて間接照明を際立たせることで、まるでバーのような雰囲気を醸し出します。このキッチンボードの間接照明は、テレビの裏などに配置しても良さそうですね。前記事のサーカディアンリズムを基礎に置いた照明設計でここまで劇的に部屋の空間が変わりました。
使った道具
今回使用したアイテムは、レール・スポットライト×2・スティック型LEDライトと、台座で使った木の棒です。それとは別でさらに尾野上くん自作のスタンド型間接照明となります。
以上、如何でしたでしょうか?今回、トータルの材料費は約24000円です。費用対効果が抜群に良いと思いますので、部屋の照明にお困りの方はぜひ一度試してみてください。