水面に浮かぶ波紋をイメージした美術館のようなすまい
海外の住宅地のように道路と敷地の間に緑地協定のある広々とした緑地にストンと佇む住宅。水面に浮かぶ波紋をイメージした美術館を彷彿させるような住まいである。外観の最下段の層は1階の大きな窓を全て隠すように伸びる壁。壁の裏にはテラスや箱庭が隠れている。2層目の壁の裏はバルコニー。3層目は屋上となっている。凛とした存在感とエネルギーを放つ佇まいである。
ゆったりとしたエントランス
道路から緑地を抜けるとゆったりとしたエントランスが迎えてくれ、エントランス内部に入ると、ゆったりと広がる土間に置かれたテーブルや椅子が客人とのコミニティーの場ともなっている。格子の内窓から見えるLDKは、客人に暖かな家族のいとなみを想像させることだろう。
モルタルでつくったアイランドキッチンとダイニングテーブル
アイランドキッチンとダイニングテーブルをモルタルで仕上げました。本物の素材が持つエネルギーが、空間にモダンなインパクトを与えてながら、不思議と空間をすっきりとまとめてくれる存在感があります。頻繁に水がかかり直接食材をおくキッチンの天板はステンレスを貼り、ダイニングテーブルやカップボードのカウンター部分はモルタルの風合いをそのまま生かしています。
1階と2階をつなぐ大きな吹き抜け
LDKの中央に設けた大きな吹き抜けは、1階のLDK奥まで太陽の明かりを届け、1階のLDKと2階の吹き抜け周りの子供たちのスペースを程よくつなげ、どこにいても家族の気配を感じることができる。
リビングとモダンな和室
エントランス、和室、ダイニングキッチン、ウッドデッキテラスに囲まれたリビングルームは、自然に家族が集まるまさに家の中心。和室にはモルタルの床の間やベンチ、チャコール色の琉球畳で、モダンなリビングルームの雰囲気に合わせた。