曲面天井のある家
閑静な住宅地に建つ3階建の木造住宅です。周辺住宅からのプライバシー確保のため東側の南北に細長長いライトウェルを設けました。ライトウェルの1階は水盤になっており、和室から四季のうつろいを感じることができます。
ライトウェルから光を取り込む
1階から2,3階まで全ての部屋がこのライトウェルに面することで、プライバシーを確保しながら明るく開放的な住まいを実現しています。
曲面天井
2階のLDKからは11mのガラス開口を通じてこのライトウェルに繋がります。LDKの天井は天然木材を使って柔らかな曲面とし、2ヵ所のトップライトから採光しています。
天井面には構造的に必要な水平ブレースが2ヵ所挿入されています。結果、全てを吹抜にするのではなく構造体に寄り添う浮遊感のある曲面天井が完成しました。
外を感じられる構成
3階には洗面・浴室を配置。浴室はライトウェルと繋がります。洗面前に中庭をつくることで階段や洗面室も外部と繋がるよう構成されています。
光溢れる暮らし
外部は金属に囲まれた固いイメージですが、内部は光があふれ柔らかい住まいとなっています。
[Photo : 笹倉洋平]