日の当たらない建築を明るく開放的に
夫婦2人の為の、リノベーション+増築の計画。リビングなどが含まれる既存の建物はRC造だったが、鉄骨造の増築を2度繰り替えした後、LDKや書斎に光が入らず、とても暗い空間になっていた。隣の敷地を買い取り、庭+ガレージとする計画となっていた為、リノベーションをするに当たり、生活を庭側に思い切り向ける様、既存の建物に手を加えて行った。
リノベーション前
水回りの増築
隣の敷地に水廻り(バスルーム+パウダールーム)を増築し、庭を囲む様に配置し、水廻りが無くなった分のスペースをLDKの拡張に当てた。
吹き抜けでガラス張りの明るい空間
鉄骨造で増築された暗い書斎だった場所は、ここに来るお孫さんのKIDSROOMとして外壁や床を取り払い、スケルトンの状態にした上で2層分の全面ガラスの空間とした。KIDSROOMは庭とリビングの中間の場所として光を運ぶ。水廻りが配された木造の増築部分も庭側から光を取り入れ明るい空間とした。
増築との関連性を持たせる
RCの部分は耐震性を確保する為、開口部の拡張は最小限にとどめているが、その回りの鉄骨造と増築した木造部から光を取り入れる事によってRC造の内部が明るく心地よい空間となった。