暮らしを繋げる土間のある家
今回の計画は、大阪府高槻市にある約100坪の土地に建つ英会話教室を併設した住居です。
店舗部分と住居部分をうまく共存させ、住居部分のプライバシーを確保しつつ、英会話教室との関わりももてる空間の提案はできないかと考えました。
敷地の裏には河川が流れており都会でありながら自然を感じることができます。
この風景を中心に店舗部と住居部の間に土間空間を設けました。土間空間はカフェにある窓やドア、照明器具を使用し、外を連想させるしつらえとしています。
それぞれの居場所をつくる
住居部分は、グレーを基調とした落ち着きのある空間としています。リビングを一段下げ、キッズスペースを一段上げています。キッチンスペースからの視線をズラすことにより、同じ空間でも、それぞれの居場所を作っています。
土間を中心に店舗と住居を分ける空間
土間空間では、キッチンの小窓を通じ、待合スペースとしても利用される土間空間は住居部分とも緩やかに繋げ対話を楽しむことができます。店舗部分は、色調も明るく仕上げお客様が心地よく教室に通うことのできるデザインとしました。店舗部分、住居部分とそれぞれの空間を緩やかに繋げるデザインを施し、プライバシーを確保しながらも気配の感じることのできる豊かな空間となりました。