静かな庭を内包した疎水沿いの家
敷地は京都の閑静な住宅街に位置し、目の前に琵琶湖疎水という川が流れており環境に恵まれております。ご夫婦とお子様が3人の5人家族の為の計画です。京都の町家の家づくりは中庭を中心として展開しているところが多く、この住宅では3つの中庭と1つの大きな庭を内包した計画しました。
外観・玄関
木造でもより華美な印象を持たせるため、外壁にはレンガタイル、石張りなど仕上げを変えていき、レイヤーを重ねる様に異なる仕上げの壁を作っていきました。また、内壁と外壁を同じ材料で仕上げ、内部と外部の区切りを曖昧にしています。異なる素材の変化を愉しむことができる空間が広がります。
リビング
大きな庭に面したリビング空間。お施主様は飾り物を多く所有しているため、本棚、飾り棚ともなる棚を設置しています。また吹き抜けを設け、1階にいても2階とのつながりを感じることができます。お子様との生活を考え、お子様とも居心地良く暮らせる空間を目指しました。
キッチン
奥様が料理に造詣が深く、料理教室なども開催できるよう広々としたキッチン空間を設けました。セラーやオーブンも取り入れ、料理にこだわれるアイランドキッチンとなっています。食品庫をキッチンの隣に別で設けているので、収納や食品管理に関しても十分な設備を整えました。
2階リビング
2階に設けたリビングは、窓からリビングを見下ろすことができ、つながりを感じることができます。来客時のお子様の遊び場として使われたり、読書や勉強ができるようテーブルも設置。天井に設けたハイサイドライトから光が差し込み、非常に明るい空間となりました。
クローゼット、バスルーム
2階の寝室の横には、洋服が好きなお施主様の為にウォークインクローゼットを設けました。収納も多く、コーディネートもしやすいように機能性にも優れています。
バスルームは庭に面しており、開放的な空間としました。バスタブ浅めにし、読書をしながらや庭を眺めながら入浴を愉しむことができます。