くの家
東京都に暮らす施主が成人した子供世帯をつなぐ拠点となる別荘を作る計画。敷地は軽井沢の離山ふもと、東南方向は手つかずの林ながら、北西方向は隣家が迫った敷地で、不動産売買時に敷地内にあったであろう樹木は全て伐採されて茫洋とした更地から設計が始まった。
くの字の空間構成
既存の隣家は目に入らないようにしつつ、裏の林に抜ける視線の奥行きは確保できるように、注意深くくの字型を配置し、遼東同じ向きに屋根梁をかけることで、空間を統合した。
変わる自然の風景
くの字の配置によって視点を変えるごとに見える風景が変わっていく。景色の違いを楽しみながら過ごすことができる。
小さな別荘での豊かな暮らし
30坪程度の小さな家でありながら、視線が変わるごとに見える風景が変わるのびやかな空間を目指した。