バスタイムの世界を変える!理想を叶えるバスタブたち
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Jun. 27, 2022
0LDKの桜庭です。バスタイムは、生活の中で”癒しの時間”として考える人も多いかと思います。それが何段階もグレードアップした”究極の癒しの時間”が日常にあったらいかがでしょうか?実は、バスタブにこだわるだけで、バスタイムの世界が大きく変わるのです。
バスタブは、ただお湯を溜めて入るだけではなく、バスタブの形によって姿勢が変わったり、バスルームそのものの雰囲気も大きく変えてくれます。バスタブを置く場所は必ずしも浴室でなくていいのです。今回は、自分の好きな場所で、最高の癒しの空間を作り出すバスタブを厳選紹介いたします。
好みのバスタブを取り入れ、理想のバスルームを実現させるためには、知識はある程度身につけるのがベスト。そこで、バスルームづくりの「知っておくべき」を、設計事務所アーキプレイスの建築家である石井さん・近藤さんに直接お話を伺い、ご指南いただきました!
バスタブを取り入れるための心得
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設計事務所アーキプレイス 東京都渋谷区に事務所を構える建築設計事務所。「敷地の特性」と「建主のライフスタイル」を活かし、デザイン・安全性・品質・温熱環境やコスト面に対して、バランスのとれた美しい家づくりを手がけます。
桜庭:バスタブの種類は、海外のブランドを含め様々あるかと思います。機能面など考慮をして、こういう基準で選んだ方が良い!みたいな、バスタブを選ぶ際に気をつける点はございますか?
近藤:海外の製品だとユニークなものが多いのですが、まず、浴槽内で体を洗う海外と、浴槽の外に洗い場を設ける日本では入浴スタイルに違いがあることを頭に入れておく必要があります。
桜庭:例えば雑誌とかをみて、このバスタブ良い!取り入れたい!と思ったのが海外製品であった場合、どうするべきなのでしょうか?
近藤:新築住宅だと問題ないかと思いますが、既存の浴室に取り入れるとなると、最初に重要となるのが”サイズ”ですね。
石井:それが置き型の浴槽だった場合、周りにもスペースが必要となるので、空間に十分な余裕が必要です。余裕がないと、バスタブを置いたら空間が狭く感じ、掃除がしにくいという問題が出てきます。
桜庭:やはり取り入れるとなると、欲しいバスタブのサイズや使い方を考慮できる新築の方が安全ということですね。既存の住宅の場合、リフォームなどで空間のスペースを確保できたら、次に必要となるのはなんでしょう?
近藤:次は防水が必要になってくるのかなと思います。2階以上に置く場合は、荷重の検討とともに、必ず防水については考えないといけないですね。防水はどの住宅でもできなくもないのですが、その分費用はかかってきます。スペースの確保や防水のトータル費用を考え、バスルームだけ思い切ってリフォームしてしてもいいと思います。
桜庭:リフォームできるゆとりがあれば、してしまった方が理想を叶えられそうですね。
近藤:あと置き型のバスタブだと、浴槽の下が気になりますよね。掃除や定期的なメンテナンスがしやすいよう、設置するのが良いと思います。私の考えでは、メインのバスルームがあって、置き型のバスタブはサブとして好きな場所に設置するのが良いのかなと思います。
石井:日本のお風呂の入り方と欧米のお風呂の入り方は違いますよね。向こうは浴槽の中で体を洗うのが主流なので、浴槽から出て洗うというのはほとんどありません。向こうの生活スタイルに馴染みのある方だと良いかもしれないですね。日本に住んだだけの人だと、憧れだけで突っ走ると少し不安がありますので、メインのバスルームを設けた上で、他に遊び心を持った非日常的なバスルーム空間を作るのが良いのかなと思います。
バスタブを外に置いて、露天風呂のようにするのもおもしろいですよね。
桜庭:実際の事例では、どういうバスタブをセレクトされますか?
近藤:一例を挙げると、こちらの住宅だと「JAXSON(ジャクソン)」の円形のバスタブ「Luna 1414」を設置しました。ジャクソンは日本のブランドで、日本人の体格に合ったサイズが選びやすいですね。機能としては、ブローと水中照明付きです。
石井:円形で広々としている為、お子様と一緒でもゆったり入ることができますね。この住宅のクライアントさまは家族でバスタイムを楽しまれています。
他には、よく高級ホテルでも取り入れられる大和重工さんの鋳物ホーローのバスタブもオススメです。
桜庭:たくさんの情報提供、ありがとうございました!!
さて、石井さんと近藤さんからバスルームについてご指南いただきましたが、憧れを叶えるためにはどれも重要な情報でした。注意すべきは、入浴スタイル、空間の大きさ、防水、メンテナンス、ライフスタイル合っているかなど。これらを考慮し、理想のバスルームづくりやバスタブ探しをより追求できそうです。
それでは、以下0LDKがセレクトしたこだわりのバスタブラインナップです!
Flusso (フラッソ)
Flusso(フラッソ)は、2020年に設立された日本のバスタブブランドです。
フラッソが生み出すバスタブは、地、水、火、風、空という万物を形作る5つのエレメントと調和する、美しきデザインを持ち合わせています。
最新の技術を駆使したバスタブたちは、肌触りや快適性、高度なデザイン性私たちに極上のバスタイムを提供。私たちのバスルームを、もっと自由な感性で愉しむ空間へと変貌させてくれます。
「Mother Of Pearl(マザー オブ パール)」
虹色を含むオパールのように、美しいアールのオーバルバスタブ「Mother Of Pearl」。オパールの気品漂う美しさを放つバスタブは、アームレストと半身浴チェアがついており、ゆったりとしたバスタイムを過ごすことができるでしょう。
また、埋め込み浴槽は、浴槽の周囲をお好みのタイルや大理石などで囲むことができ、バスルーム全体からパウダールームまで自分の思い描くデザインにトータルコーディネートできるメリットがあります。
DURAVIT (デュラビット)
DURAVIT(デュラビット)は、1817年にドイツで創業したデザイナーズバスルーム製品のリーディングカンパニーです。機能的で圧倒的な清潔感を誇り、世界中から愛されているブランドです。
近年、ハイテクノロジーに目が向けられる中、デザインや機能性の高い製品を作るには、人間の手仕事によるスキルに大きく依存しています。この高い職人技術の水準を維持するために技術の継承を積極的に行っており、蓄積された技術力によって生み出される素晴らしい製品たちは、数多くの国際的なデザイン賞も受賞している確かなクオリティーがあります。
「White Tulip(ホワイト チューリップ)」
フランスのデザイナー、フィリップ・スタルクがデザインしたバスタブ「White Tulip(ホワイトチューリップ)」。シームレスなアクリル製フリースタンディング、置き型タイプのバスタブです。インテリアとしての完成度が高く、魅せるタイプのバスルーム、個性的なバスルームを求めている人におすすめ。大きめな直径1400mmのラウンド型になっており優雅なバスタイムを過ごすことができるでしょう。
The Wanders Collection(ワンダース コレクション)
「デザイン界のレディ・ガガ」と呼ばれた、オランダの拠点とするデザイナーのマルセル・ワンダースから生まれたデザインコレクション。
彼は世界中からデザイン界の異才と知られており、「愛の環境を作り、情熱を持って生き、私たちの最もエキサイティングな夢を実現する」ことを自らの使命としています。
エキサイティングで刺激的な作品のラインナップであり、人間の精神を高め、楽しませるための工夫が凝らされた大胆さが、極上の空間を作り上げてくれるのです。
「ソープバス」
刺激的なバスタブを探している人におすすめなのがこちらの「ソープバス」。石鹸からインスピレーションを受けデザインされたバスタブです。美しい曲線、コロンとしたフォルムのソープバスに浸かるだけで映画のワンシーンのようなロマンティックな時間を過ごすことができそう。ソープバスは専用の水洗付き。白いバスタブにビビッドな赤の水栓がとってもキュートです。
Bagni (バーニ)
「Bagni」(バーニ)は、愛媛県にあるFONTE TRADING株式会社のオリジナルブランドとして生まれました。バーニとはイタリア語で「バスルーム」という意味。
シンプルで美しいデザインを持つ商品は、我々日本人に合わせて企画デザインされており、非常に安心性が高いのも魅力的です。バーニが生み出すユーロテイストの建築資材を用いたハイレベルなプロダクトは、バスルーム空間に洗練された印象を与えてくれます。
「キャットストーン」
美術品のような美しい形をしたバスタブ「キャットストーン」。シンプルな形に石の様な自然な質感が特徴的。洗練されたデザインは、バスルームに置くだけで、空間を特別なものに変えてくれるでしょう。また、その形状から私たちの体にフィットし、ゆったり足を伸ばすこともできるので、上質な癒しの時間を過ごすことができるでしょう。
JAXSON(ジャクソン)
JAXSON(ジャクソン)は1982年に創業。メイドインジャパン最高峰のバスルーム空間を提供してくれます。 湯船に浸かるという習慣は豊かな日本古来の文化から来ており、その文化を尊重して生まれるジャクソンの美しいバスタブは、我々日本人にとって究極の癒しを体験できるでしょう。
それまでは単なる住宅設備だった浴槽をインテリアへと昇華させ、デザインと品質、入り心地を徹底して追求。 ジャクソンは日本だけでなく、世界ブランドとしての進化を続けているのです。
「Cipresso ルナ 1414」
最後にご紹介するのは、ハイグレードな存在感を誇る正円形の置き型バスタブ「Cipresso ルナ 1414」。バスタブを香り高いヒノキのカバーで包み込んでおり、アクリルの吸い付くような肌触りが特徴的。まさに五感を満たしてくれる至高のバスタブと言っても過言ではありません。和のバスルーム、洋のバスルームどちらに置いてもラグジュアリー感ある空間を演出してくれます。
誰しも「理想のバスルーム」があると思いますが、バスルームの雰囲気はバスタブが大きく影響します。今回厳選紹介したラインナップは、バスルームの中は勿論、他に好きな空間に取り入れても、空間を格上げし、上質な癒しを提供してくれるでしょう。新築を建てる方も、既存の住宅に取り入れたいとお考えの方も、理想を叶える為に自身のライフスタイルや空間を考え、どんなバスタブでくつろぎたいのかをイメージしてみては!
バスタブは追求していくと、奥が深く魅力がどんどん溢れてきますよ(バスタブのお湯のように、、)。