南城の家
敷地は海を望む崖地。難解な敷地に対して施主と共に時間をかけ検討を重ねた。建物を持ち上げることで周囲の環境を出来るだけ変えず、眼下に広がる豊かな景色を存分に楽しむことのできる森に浮かぶような建築となった。多忙な日常から離れ、愛犬と共に過ごす安らぎの空間となる事を願う。
コンクリートの表情を活かす
針葉樹型枠ちどり張りとして無機質なコンクリートの表情をデザインしている。敷地形状は極力維持したまま眺望を最大限生かす計画とした。耐候性の高いフッ素樹脂塗装を仕上げに施した。
階段まわり
外部では、RCのフレーム内部にシンプルにスリムな階段を施した。また内部の階段では、竪穴空間に光を呼び込む大窓を設置。
LDKが一体となる空間
ダイニングとキッチンは空間的に一体的としつつ、床仕上げにて機能的分離した。キッチンはIHとガスを併用。さらに業務用冷蔵庫を組み込み機能強化を図った。愛犬と暮らすための導線・空間計画としてる。
美しい眺望を取り込む
景色を最大限に生かすために最大限の開口部を計画した。美しい眺めを損なわないよう手摺を視界から外すために、バルコニーレベルを下げた。
3階の計画
最上階となる3階では、水回りを中心に回廊導線とした。