高低差をいかした、楽しみのある住まい
  • GENRE
    CUSTOM HOME
  • TYPE
    TIMBER FRAMEWORK METHOD
  • DESIGN IMAGE
    MODERN
  • EXTERIOR
    WOOD / CONCRETE

INFORMATION

PRICE
総建築費 約3300万円
坪単価 
SCALE
敷地面積 117.68㎡
建築面積 ㎡
延床面積 116㎡
PLACE
兵庫県
METHOD
木造軸組工法
DETAIL
COMPANY
株式会社seki.design
新築住宅 Nov.18.2021

高低差をいかした、楽しみのある住まい

敷地は住宅地の奥まった一角にあります。プランニングの過程でもっとも意識したのは、坂の町・神戸の特徴である高低差をいかに解決するかです。また、この敷地は、北と南が道路に面している珍しい敷地でもあります。この難しい問題を逆手にとり、楽しい空間構成としたいところです。
さらに周辺が建て詰まった住宅地では、いかにプライバシーを守りつつ、光を取り入れるかということも大きな課題となります。周囲には3階建てのアパートや戸建住宅があり、そこから見下ろされてしまうということも解決したいポイントでした。周囲から見下ろされることなく、光がたくさんある場所を見つけ出し、そこにプライバシーの守られた中庭(court)を。日曜の朝に外の冷たい空気を感じながら朝食をしたり、夕涼みをしながらロウソクの明かりで夕食をしたり、友人たちとのBBQを楽しんだり──この8帖の白い壁で囲まれた[Roofcourt]が、敷地が抱える様々な問題を解決していきます。

Roofcourt

Roofcourtは四方を壁に囲まれたプライベートな空間で、そのためLDKについても完全にプライバシーが守られます。Roofcourtの近くにはあえてダイニングキッチンを配置しました。このキッチンを中心とした空間構成が、楽しい空間となる「しかけ」です。
夜にソファでくつろぐ〈静〉の空間であるリビングスペースに対し、食事やサービスの拠点として、またゲストなどと語らう場として、ダイニングキッチンスペースは〈動〉の空間となります。その〈動〉の空間に触発されて、隣接するRoofcourtも〈動〉の空間となるはずです。Roofcourtがダイニングの延長として使えるので、活躍する回数もおのずと増えていくでしょう。

プライバシーが守られたLDK

19.1帖のLDKは、Roofcourt8帖をプラスすると27.1帖もの広がりをもつ空間となります。LDKとウッドデッキを繋ぐ開口部は幅2.2m・高さ2.4m。二枚の扉を壁に引き込んでフルオープンにすることができ、自然と外に出たくなるような繋がりがうまれます。

高低差を活かした断面計画

敷地は、メインの北側アプローチとサブの南側アプローチで1.5mの高低差があります。この条件を逆手にとり、玄関から1.5階の高さにあるLDKを実現しました。将来のことを考えると2階リビングはすこし不安、でもこの敷地で1階リビングだと暗くなりそう──その2つの不安を一気に解消できる断面計画となりました。
玄関から1.4mあがるとLDK、さらに1.35mあがると、ロフトのような空間の趣味室があります。趣味室からLDKは見渡せますが、LDKから趣味室は見上げる位置ですから、多少物を散らかしていてもわからない空間構成になっています。また個室と浴室は玄関から1.4m下ったところにあります。

趣味室と繋がったテラス

ちょっとした大工作業も、わざわざ外へ出ていく必要はありません。屋根もあるので多少の雨でも作業はできます。午前中は日当たりも良いので、洗濯物を干してもいいかもしれません。メインのRoofcourtとの位置関係も近く、おもしろい使い方があるかもしれませんね。

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COMPANY :

株式会社seki.design

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