おとな4人家族とペットの暮らす住宅
  • GENRE
    CUSTOM HOME
  • TYPE
    TIMBER FRAMEWORK METHOD
  • DESIGN IMAGE
    MODERN / JAPANESE
  • EXTERIOR
    STUCCO / METAL

INFORMATION

PRICE
総建築費 4000万円台
坪単価 
SCALE
敷地面積 145.92㎡
建築面積 72.53㎡
延床面積 128㎡
PLACE
東京都
METHOD
木造軸組工法
DETAIL
温水式床暖房・耐震住宅
COMPANY
設計事務所アーキプレイス
新築住宅 Sep.22.2021

おとな4人家族とペットの暮らす住宅

都内の比較的ゆったりとした住宅街の、引込み道路の突き当たりにあり、正形の敷地には北側の二辺から高度斜線(5m+0.6/1)がかかります。
明るく風通しの良いこと、地震がきても安全なことともに、生活時間やライフスタイルの違うそれぞれの家族と愛猫が快適に、安心して暮らしていけることが求められました。
住まいにはLDKと水廻りとともに、四人家族それぞれの独立性の高い個室と書斎があります。それらを繋ぐ中央の吹抜けた玄関ホールは、客を迎える場所であり、家族の繋がりを意識する空間であり、それぞれの家族のプライベートな空間と時間を充実させる役目も担った場所になっています。

金属パネルと左官仕上げの外壁が特徴的な外観

1階の外壁はコテ跡を生かした左官で、上部をシャープなガルバリウムサイディングの対照的な仕上げの組み合せにすることで、モダンな軽やかな印象の外観になっています。 1台分の駐車スペースの奥に見えるのは、再生木材の格子で囲んだ猫を遊ばせるコート(南)があります。片持ちの2階が張り出し雨がかりを避けたアプローチポーチは磁器質タイル仕上げの床、両脇フロストガラス窓の玄関扉はスチールで製作。フェイバリットカラーのブルーで塗装されました。鉢植えの植栽が彩りを与えています。

玄関 ホール

玄関ホールは、アート作品が並ぶ美術館のホールのような空間を求められました。2階へのスケルトン階段、2層吹抜のゆったりとした空間で、正面(北側)の坪庭には光が差し込みます。床は温水式床暖房パネルが敷設された上に光沢のある磁器質タイル仕上げ。ホールから柔らかな暖かさが家全体に広がります。玄関の収納は、鏡張り扉の下足入れと飾り棚の掘り込みのある白い収納を造作。スッキリと片付いた玄関を保つ事ができます。暮らしの中で階段を上がり下りするとき、切りとられた緑や空や光にハッとする瞬間があります。

地窓からフェアリーな小庭を愛でる個室

玄関脇の長女室は、高窓や地窓から採光と通風を取る、光を抑えた落ち着いた部屋です。地窓からは煉瓦敷の床にフェアリーな草木の植わる小庭が見えます。床は白で拭き取り塗装されたタモのフローリングで仕上げ、若草色の壁紙を1面に施し、白で拭き取り塗装したタモ集成材の本棚を造作しました。照明は天井高の切り替わるスリット部分に間接照明とし、夜も心と体を休める落ち着いた雰囲気としています。

ご主人の寝室は床の間のある和室

ホールの雰囲気から一転、6帖の畳敷き、 珪藻土仕上げの壁と杉柾目突き板合板の天井、お持ちの掛け軸を飾るための床の間、2.5間分の押入れ、地窓の障子を開けると坪庭が見える和室がご主人の寝室になります。

光が差し込む坪庭

北側の坪庭に、玄関ホールや和室の他、浴室にも面しています。玄関ホールは全面開口でガラスにフィルムを貼ることで視線をコントロールし、浴室と和室は窓の高さを調整してそれぞれのプライバシーを守っています。坪庭の上部2階の床は、ファイバーグレーチングの床にすることで採光と通風を妨げないようにしています。坪庭の外壁は職人の手仕事を感じる事のできる左官仕上げ。上部に隣家の緑を切る取る開口を設けました。

洗面脱衣室とランドリールーム

奥様以外の家族のための造作の洗面カウンターです。収納たっぷりの鏡扉収納とカウンター収納。洗面カウンターはメンテナンスのよい人造大理石洗面器一体型とし、混合水栓は洗髪もできるシャワー水栓です。洗濯のための場所でもあり、リネンや下着類、洗濯物入れ、洗剤、ストック類等すべてを収納できる十分な収納を用意しています。洗濯機脇の勝手口ドアから屋根のかかる物干しスペースへつながります。

ゆとりの玄関ホール

玄関ホールとLDKは木製格子とクラフトガラスを組み合わせた間仕切り壁で緩やかに仕切られています。2階は玄関ホール吹抜けをめぐる回遊動線になっています。階段を上りきった踊り場から「テラス南」に段差無くつながります。間仕切り壁とデザインと合わせた引戸でリビングへ。

天井の高いリビングとキッチン

1.5層分の天井高3.4mのリビングとキッチン。天井高をいかし、玄関ホール上部にロフトを設け、キッチン側から使用します。あまり使わないものを仕舞っておく納戸として利用。散らからない快適な住まいにするため生活を影で下支えしています。リビングの壁は、地窓+壁一面に造作のAV収納+高窓の組み合せで構成され、プライバシーを守りながら空や庭の緑が見え、広がりと明るさをもたらしています。

キッチンを真ん中に配したLDK

奥様の作業工程や時間帯がバラバラな家族のために熟慮を重ねた結果、リビングとダイニングの間にキッチンを配置する事になりました。軽食のとれるアイランドキッチンと背面にガスレンジの組み合せで、床は耐久性を考えて磁器質タイル張りとしています。ダイニングは、北側隣地の緑を切り取る出窓で、天井高2.2mと抑えたこもる空間にしています。

木製格子とクラフトガラスの間仕切り壁

アイランドキッチンの正面の間仕切り壁は、木製格子と作家が製作したクラフトガラスで構成され、植栽やお気に入りの画集や小物を飾って日々の生活に潤いを与えています。アイランドキッチンの照明はペンダントライトで「線香花火の炎を象った」という陶器製。カフェのような佇まいです。

玄関ホールを巡る廊下と洗面コーナー

玄関ホール上部北側の廊下には、ファイバーグレーチング床の「テラス北」があり、正面に奥様の洗面コーナーを設けています。洗面コーナーは、間接照明を組み込んだ三面鏡扉収納、壁には奥様お気に入りのガラスモザイクタイル貼って、毎日の暮らしが気持ちよく始まります。

個室

2階回遊動線の先にある奥様の寝室は、本棚とカウンターを造作しました。コンパクトな寝室ですが、好きなものに囲まれて自分だけの時間を満喫。「テラス南」に面し、開放的でありながらプライバシーの守られた安心して過ごせる場所です。

[Photo : 大沢誠一+Archiplace]

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