INTERIOR

フラワーショップに聞く!モデルルームのようなコーディネート術

住宅展示場のモデルルームに行ったことはありますか?外観はもちろんのこと、テーブルやラック、隅々に至るまで美しく整えられた空間は、誰しもが憧れを持つことと思います。
そんな中でも一際目を引くのは、様々な場所に飾られたお花や観葉植物ではないでしょうか。自然からの恵みは、そこに置くだけで住まいを華やかに彩り、住む人に心地よさをもたらします。

今回は、そんな生活に彩りを加えてくれる花や観葉植物の効果的な置き方や選び方について、「ex. flower shop & laboratory」の工藤さん・蛭子さんにお話を伺いました。憧れのモデルルームのように部屋を飾るにはどうしたらいいのか?その秘訣をご紹介。

植物を選ぶ際のポイント

家に置く植物としては、大きく分けて「切り花」と「観葉植物」の2パターンになります。

切り花

切り花については、品種によって多少変わりますが1本数300円程度で買えるので気軽に取り入れることができます。
置き方についても水を張れる容器があればOK。スペースも取らないので、場所を選ばず置けるのも大きなメリットです。平均的に7日~10日程度で枯れてしまいますが、時期と種類によっては1ヶ月程度楽しめる切り花も。
新しい花に入れ替えることで雰囲気も変わりますので、細やかな変化を楽しむことができます。

観葉植物

対して観葉植物はとても長命です。時間をかけて育っていく特徴があるので、共に人生を歩んでいくパートナーとして、見た目の美しさとともに育てていく楽しさを感じることができます。手入れのポイントとしては、光を当てる必要があるので、置く場所を考える必要があります。
半地下のような光があまり入らないところでは育ちにくいため、窓際など光をいっぱい浴びられるところに置いてください。

どちらも違った魅力があり、それぞれの楽しみ方がありますが、大切なのは自分のスタイルに合ったものを選ぶことだと思います。育て方であったり家の雰囲気だったり、自分自身が「これが合っている」というものを素直に取り入れることが、植物を楽しむ大きなポイントになると思います。

自宅を誰もが憧れるモデルルームのようにするには

いきなり家全体を飾り付けるのは難しいと思うので、最初はダイニングテーブルなどに飾ってみることがおすすめです。日々の食事もそうですが、お客さんが来た際にも必ず目にする場所なので、家全体の印象を良くする効果も期待できます。

基本的には食卓になるので、スペースを取らない切り花がオススメ。置く場所によって適した長さがありますが、低めの切り花なら食事の際にも邪魔にならないのでテーブル中央に、長めの枝ものであればテーブルの端などに置いてもOKです。このあたりは好みによって選んでいただくのが良いでしょう。

また花を挿す花器については、ガラスや陶器など様々な種類があるので、迷ってしまうことが多いかと思います。最初は内装や置くテーブルのデザインなどに合わせて選ぶのが取り入れやすいです。

とはいえ、このあたりはあまり気にしすぎる必要もないかと思います。植物は個々人で好みも異なります。いちばん大切なのは「自分自身が楽しめるものを選ぶ」こと。難しいことを考えず、直感で選ぶのもアリかなとex. flowershop & laboratoryは思っています。

ex. flowershop & laboratoryが選ぶ、ダイニングテーブルを飾るオススメ植物

今回は印象に残りやすい、少しユニークなものをセレクトしてみました。部屋の雰囲気と花のカラーでコントラストを出すことで、空間全体をより華やかに彩ることができます。季節によって花や植物の一番美しいタイミングが異なるので、細かく変えて四季折々で楽しむというのもオススメです。

チューリップ タイス

価格:400円〜/1本 *写真は3本

最初に何を取り入れようか迷ったら、まずは大人気のチューリップがオススメ。
ベーシックな花らしく、木目調やコンクリートなど部屋のタイプを選ばずに置けるのが大きな特徴。一輪挿すだけで空間を華やかにしてくれます。

ミモザ

価格:1500円〜/1本 *写真は2本

ミモザの特徴はなんといっても鮮やかな黄色。見る人の印象に残る明るい雰囲気が人気です。
甘い芳香を漂わせ、見るだけでなく香りで楽しめるのも良いポイント。部屋に飾るだけで空間を上品にまとめてくれます。

ソフォラ ミクロフィラ

価格:5500円(鉢別)

ソフォラは葉が小さく、枝も細い木なので、小柄な印象を受けます。どことなく可愛らしい見た目なので、空間を丸く穏やかな雰囲気に演出できます。また置くスペースを選ばないので、インテリアにとても馴染みやすいのも特徴です。

ペペロミア ミクエリアーナ

価格:800円(鉢別)

ペペロミアの丸みを帯びた葉は、見る人に爽やかな印象をもたらします。葉の模様もくっきりと見え、生命力の強さを感じる見た目からは、力強さと美しさを感じます。また枯れにくく育てやすいため、鉢と組み合わせて長く飾り方を楽しめます。

ラナンキュラスラックス / 雪柳

ラナンキュラスラックス(白:アリアドネ 紫:ディーバ)500円 / 本
雪柳 1500~2000円 / 本

ラナンキュラスの特徴は艶のある花弁。凛とした雰囲気で、洗練された空間を演出。また枝分かれしており、蕾が次々と花を咲かせるので長く楽しめるのもおすすめポイント。みずみずしく見えるよう、クリアな花瓶に生けるのが良いでしょう。

また、ご自宅に広めのスペースがあれば、ぜひ雪柳のような枝物にチャレンジしてみてください。長さを生かして、背丈のある花瓶に大胆に生けるのがオススメです。空間を贅沢に使うことによって、モデルルームのような美しい部屋を作ることができます。

飾り方についてのアイデア

*モデルハウスイメージ

切り花の場合、低めの花瓶に単体でドサっと飾るのがオススメです。クリアなガラスの花器を使えば、すっと伸びた茎の美しさがより引き立ちます。
飾る際のポイントとしては、大きめの安定感のあるものを選ぶこと。細い枝も数本束ねて生ければ、まるでそこに木々が芽生えたような雰囲気に。部屋の中にいても、自然を感じられます。

観葉植物の場合、植物が元気に成長できるように、太陽光がしっかり入る明るい箇所に置くことが最も重要なポイント。また風通しがよく、空気を循環させることも重要です。しっかりとしたお手入れができていれば長く楽しめるのも観葉植物の特徴。共に人生を過ごしていくパートナーとして、時間をかけて育てていく喜びを感じられます。

ex. flowershop & laboratoryについて

ex. flowershop & laboratoryは、「花卉業界をより良いものにしたい」という思いを元に2014年に設立されました。
私達が目指すのは、「花や植物に関わる全ての人々を幸せにする」こと。花を買うお客様はもちろんのこと、育てる生産者から販売するショップまで、一連の流れに携わるすべての方々を幸せにすることを目標として掲げています。

日本には古来から、花や植物を愛でる文化が根づいていますが、切り花や観葉植物を生活に取り入れるという習慣がまだまだ定着しているとは言い難いのが現状です。「五感で感じられる」花や植物をもっと身近なものにしたい。それによって人々の生活をより豊かなものにしたい。そして、そんな文化を創出するのも私達の使命です。

2019年にローンチしたオンライン花屋「LIFFT」というサービスも、私達の理念を体現したもののひとつ。より多くのお客様へ高品質の花や植物を届けるために、そしてそれが文化として当たり前となる世界を作り出すために、これからも走り続けていきたいと思います。

ショップ詳細

中目黒、代々木上原、蔵前に店舗を構え地域に根差し花屋を営みつつ、ラグジュアリーブランド等の装花・植栽を手がける。花に関する知識、花を扱う技術、花の魅力への理解。花屋にとって「あたりまえ」であるべきことを、一つひとつ見つめ直し、お客様一人ひとりに丁寧にお届けすることを理念としています。

WEB:https://www.ex-flower.com/
オンライン花屋「Lifft」:https://lifft.jp/
IG:https://www.instagram.com/exflowershop/

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