HOUSE TWISTED
大阪の南、貝塚市の寺内町にたつツイストしている住宅。
濃密なコミュニティの中、中庭と前庭を形づくるため、細長い家を2度折り曲げてこの形になっています。一見、庭以外には窓がないようなのですが、屋根が屈曲したところの段差を利用して、天井沿いに自然光を取り込むハイサイドライトで室内を照らしています。天井全体に反射した光が部屋全体に優しく降りそそいで、室内は意外なほどに明るく、一日の太陽の動きにつれて陰影が少しづつ変化していく、発見のあるワンルーム住宅です。
折曲がる外観
周囲は町家がひしめく寺内町。くねくねと2度曲がっているのが屋根からよくわかります。
ハイサイドライトから光が差しこむLDK
2つのハイサイドライトからの光は天井に反射して室内に光のグラデーションをもたらします。表玄関の土間からはキッチンとダイニングへ上がれます。
キッチンとダイニング
キッチンは高さを低めに抑えたブースの中に。ハイサイドライトから差し込む光が心地いいダイニングです。
繋がりを持つ空間
階段の上にオープンな子供室。下は土間を挟んで水まわり。2階から見ると三角形のハイサイドライトから空が見えます。LDKから子供室まで一体となった空間です。
[Photo : Sergio Pirrone]