閑静な住宅地に建つ住宅のリノベーション
  • GENRE
    RENOVATION
  • TYPE
    WOODEN FRAME WALL METHOD
  • DESIGN IMAGE
    MODERN / LUXUARY
  • EXTERIOR
    PLANE

INFORMATION

PRICE
総建築費 非公開
坪単価 
SCALE
敷地面積 232.94㎡
建築面積 136.01㎡
延床面積 143㎡
PLACE
大阪府
METHOD
木造枠組壁式工法
DETAIL
COMPANY
市井洋右建築研究所
リノベーション Nov.29.2021

閑静な住宅地に建つ住宅のリノベーション

自宅の隣に建ち、ここ数年は住まいとして利用していなかった建物を、来訪者をもてなすセカンドハウスとして、また、趣味の読書を気兼ねなくできるスペースとしてリノベートしたプロジェクト。現在は白を基調としたシンプルでミニマルな空間にお住いだが、そこから数歩歩くだけで実生活を忘れさせてくれる優雅で上質な空間ができあがった。

生まれ変わったアプローチ

既存のRC打ち放しのアプローチが単調でインパクトに欠けるとのことで、溶融亜鉛メッキリン酸処理をした鉄板をデザイン張りした。黒い亜鉛メッキの独特の表情が引き締まった印象を与える。パネルの隙間にLEDを仕込むことで、日が沈むと美しい光のラインが来訪者をエントランスへと導く。また、玄関扉を大きな一枚扉に変更したことで、より一層重厚感が増すことになった。

玄関ホール

玄関扉、サッシュを造り替え、ガラスを真空ガラスに交換することで断熱性能を上げるとともに、段差を調整しバリアフリーの玄関ホールとした。玄関から上階へとつながる階段仕上げにはカーペットを採用し、ラグジュアリーな雰囲気のなかメイン空間であるLDKへと導く。

趣味の読書をたのしむリビング・ダイニング

LDKは全体的にトーンを抑え、落ち着いた仕上がりとなっている。壁一面埋め尽くされた本棚やテレビ台と一体となった暖炉などがアクセントになり躍動感を与え、静と動を兼ね備えたかけがえのない空間をつくりあげている。

家族で鉄板焼きを堪能できるキッチンカウンター

大きなキッチンカウンターは、ワイン好きなクライアントのくつろぎ空間としてだけでなく、椅子の配置を変えるだけで、「臭いや油を気にすることなく家庭でも思いっきり鉄板焼きをしてみたい」という奥さんの思いに応じたフード付きダイニングテーブルとしても利用できる。遊び心を兼ね備えた独創的な宙に浮いたキッチンカウンターは、調理スペースの概念を変える新たな可能性を見いだせた。

軽快なストリップ階段

プライベートな個室のある2階への階段は、地下から1階へのカーペットの階段と雰囲気をかえ、モダンなストリップ階段を採用し、軽快さを生み出している。踏み板には、40ミリの厚さのベリの無垢板を使用している。

贅沢な水回り空間

改装前の浴室が小さかったため、一部増築し広い浴室を実現した。ジャグジー、オーバーヘッドシャワー、音響スピーカーなどを設置して、贅沢なリラックス空間となっている。

 

デッキと中庭

リビングのサッシュを全開放のものに交換したことにより、今まであまり使われていなかった庭がより使いやすくなった。広めのデッキを敷いて、屋外用のテーブル等も常設する。夏には家族でバーベキューを楽しむ憩いのアウトドアリビングと生まれ変わった。アルミのルーバーを設置することで、向かいの建物からの視線もカットしている。

エタノール暖炉

リノベーションということで大規模な煙突の設置が難しかったため、今回はエタノール暖炉を採用した。
薪ストーブに比べて炎の揺らぎが大変きれいで、照明の光を落として瞑想にふけ、英気を養うこともできる。また、照明も携帯のアプリで色味や照度を変えることが可能で、その時の気分に合わせた演出も簡単に行える。

[Photo : 太田 拓実]

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