スキップリビングとダイニング続きの大きなバルコニーのあるすまい
北側道路と西側隣地には集合住宅という立地を生かして、前面道路側と集合住宅側へ向けては閉じた外観とした。道路側の外観は5枚の壁がランダムに重なった凹凸感が突出感と奥行感をリズムカルに与えている。内部は2階リビングとし、対面キッチンとダイニングを中心に大きなバルコニー、スキップしたリビングが軽快につながり住み手に心地よい空間の楽しさを与えている。
スキップリビングとダイニング続きの大きなバルコニー
2階リビングとし、対面キッチンとダイニングを中心に大きなバルコニー、スキップしたリビングが軽快につながり住み手に心地よい空間の楽しさを与えている。フランスのデザイナー・セルジュ・ムーユのリビング照明が主役になるように、掘り上げ天井、ウォールナットの床材、天井材などで空間をデザインしていった。また、リビングの大きなFIX窓を通して、外から見える内部の見え方、内部から見える外の景色を意識してデザインしている。
モルタル仕上げのキッチン、洗面台、テレビボード
キッチン、洗面台、テレビボードをモルタルで仕上げました。本物の素材が持つエネルギーが、空間にモダンなインパクトを与えてながら、不思議と空間をすっきりとまとめてくれる存在感があります。頻繁に水がかかり直接食材をおくキッチンの天板はステンレスを貼りましたが、カップボードのカウンター部分は通常のモルタルでなく、モルタルより非常に強靭で割れが発生しないモールテックスを採用しました。
スチールストリップ階段と書斎
玄関に入って最初に目に飛び込んでくる階段は、黒く塗装したスチール製のストリップ階段。肌に触れる踏板や手すりには、木材を乗せて温かみを+αしています。1階と2階にそれぞれ1.5畳ほどの小さな書斎を設ました。この程よい狭さが籠ってる感と集中力を引き出し、リモートワークやお子様の勉強スペースとして活躍しています。