新築住宅
Jan.26.2023
プライバシーと子育てが両立された住まい
敷地は、代々木八幡宮が鎮座する高台下の旧道沿いの閑静な住宅街にある。都市部に多く見られる三方から隣家が近接し、前面道路向かいのマンションから見下ろされる状況の中、明るくおおらかな内部空間と共に防犯と子育て期の安全に配慮した屋外空間のある生活も楽しみたいという要望が計画の与条件となった。
キッチンを中心とし、家族の気配を常に感じる
計画は敷地条件一杯に外壁を配置しその中心にデッキテラスの中庭を設けることで、奥行きのある内部空間のどこに居ても光と風、家族の気配を感じられる。一階はフラットに中庭テラスへ出られる配置としている。中庭テラスを介した対角線方向の見通しと風通しの良い空間、時として中庭テラスを挟んで家族お互いが程良い距離、家族それぞれにとって大切な関係性と数値以上の広がりを創り出している。
光が全体を包み込む
2階に設けた1室は、子供の成長に合わせ将来的に壁を作ることにより2室に可変する。開口を大きく、中庭に向けることにより空間全体を光が包み込む。さらに、2階の廊下と平行にウオークインクローゼットを配し、多くの収納スペースが備わっている。
近隣の環境と馴染み、中庭を中心に生活を楽しむ
子育て世代の忙しい夫婦にとって家事動線の効率化や収納に関しても多くの工夫がちりばめられた計画となった。
