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リノベーション
私達は、建築物をつくることは最終目標のためのサプリメントみたいなもので、場を提供、出来事の提案、その後の誘起が本質にあり、雰囲気を作って行くことと考えています。
【建】には意見を差し出す、【築】には体制地位財産をしっかりつくるという意味があります。建てて築くに加えて、建築の知識さらには私達が蓄積してきたあらゆる分野の知識を元に出来ることを考え意見し(建)、 建てることに固執せず見合う場を創り体感・体験すること (築)も建築と言えるのではないででしょうか。建物にピントの合っていないぼやけた設計のような行為が、雰囲気をも作ると思います。
さあ、建築をつくるぞ、というトップダウンの思考から、小さな建築の萌芽にもなっていないようなことも積み重ねていくボトムアップの姿勢で私達は建築というものを捉えています。バックグラウンドに建築以外を携えている私達は、表面積の大きなナノ粒子のようなものです。今までの固定観念をナノサイズまで噛み砕き、新しいDNAを作っていくように建築家という職能の性質をも変えていき、一望できない都市計画を超える大きな全体までを思考して、色んな人を幸せにする。それが私達ナノメートルアーキテクチャーの目指す姿です。